第17回「原子力社内改革委員会」の開催について
概要は以下のとおりです。
開催日時・場所
日時 | 2008年3月12日水曜日 13時00分〜14時00分 |
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場所 | 品川本社ビル、28階 会議室 |
主要議事
(1)美浜3号機に係るこれまでの改善活動の総括及び改善活動に対する評価
2004年に発生した美浜3号機二次系配管破損事故を教訓に、2005年の刻印の不適切な取り扱いを反映し、2007年度は保安院からの要請も踏まえて、「原子力社内改革委員会」を中心に実施してきた当社原子力部門の社内改革活動について総括された。
品質マネジメント面での事業本部の事業所に対する統括機能を強化した原子力事業としての品質マネジメントシステム(QMS)を再構築したこと、不適合の直接的な再発防止対策として業務プロセスを改善したこと、高砂製作所ではQMSを一新し組織へのQMSの浸透(QMSの深化)を図っていること、神戸造船所ではQMSの更なる改善を図っていること、原子力従事者に対するコンプライアンス教育を継続していること、これらの活動が電力会社や当社コーポレート部門の監査によって確認されたことなどが報告され、当社の改善活動が概ね計画通り進められ所期の成果を上げているとの評価が報告された。
今後は原子力事業の安全・安心をより確実なものとして信頼される企業に成長していくために、不適合への組織的な対策や社外からの評価を受け止めた施策を検討して改善に着実に取り組んでいく。
(2)三菱保全検討委員会の活動状況について
美浜3号機二次系配管破損事故を契機としてPWRプラントへの信頼性向上、安全・安定運転を確保する高経年化対策等を具体化することを目的に設置した「三菱保全検討委員会」は、2007年度は3回の委員会を開催し、保全活動に関する基本戦略の策定、電力会社との共同作業体制の構築、トラブル撲滅に向けた保全活動として原子力発電所保全マスタープランの作成、保全情報の収集と発信などの活動を実施したことが報告された。
今後も当社に寄せられる「原子力総合メーカーとしてプラント全体への関与の強化」、「原子力品質の維持、強化による安全・安定運転確保及び稼働率の向上」の期待に応えられるよう努力していく。