当社に対する仲裁申立に関するお知らせ
- (1)
- 場所 サンフランシスコ (米国カリフォルニア州)
- (2)
- 仲裁ルール 国際商業会議所仲裁規則
- (3)
- 準拠法 米国カリフォルニア州法
- (4)
- 申立日 平成25年10月16日(米国時間)
- (1)
- 名称
(ア) Southern California Edison Company (以下「SCE」といいます)
(イ) Edison Material Supply LLC(注2)(以下「EMS」といいます) - (2)
- 所在地
(ア)、(イ)とも
2244 Walnut Grove Avenue, Rosemead, California 91770
- (1)
- 経緯
平成25年7月18日、当社はSCEから本件契約上の紛争解決条項に基づく紛争通知を受領、その後当社から反論書を提出し、両者で協議を実施しておりましたが、解決に至らなかったとして、今般同条項に基づきSCE及びEMSが仲裁を申し立てたものです。 - (2)
- 内容
SCE及びEMSは、本件契約の保証義務違反等に基づき、当社に対し下記金額の損害賠償を求めております。
40億米ドル(約3,920億円)以上
平成25年7月19日にお知らせしたとおり、SCEの請求は、交渉の経緯、契約履行の事実を正確に反映していない不適切な内容であり、根拠のないものです。当社は今後の仲裁手続きを通じて、関連する事実、並びに根拠となる法令を正確に説明することによってSCEの主張および要求が不当であることを主張してまいります。また、当社はSCEの不適切なSONGS再稼働や補修・取替に対する対応に伴い、損害を被っており、同仲裁手続き内で反対請求をしてまいります。
SCEが米国証券取引委員会に提出したレポートに記載されているとおり、契約上の当社の責任上限は約1億3,700万米ドルであり、代替燃料コストを含め間接損害は排除されています。前述の契約上の責任上限及び当社が契約を適切に履行してきたこと等を踏まえ、現時点で当社業績への影響はないと考えております。
なお、SONGSの共同所有者であるSan Diego Gas & Electric Company及び City of Riverside(注3)が当社に対し、本件契約の保証義務違反や当社の不法行為責任等に基づき、訴訟を提起しました(現在、米国連邦地裁(南カリフォルニア地区)に係属中)。当社は本件契約に関連するすべての紛争は契約上の規定に従い仲裁で解決されるべきと考えますので、同地裁に当該訴訟の停止を求めております。
本件に関して今後新たに開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
注1. Mitsubishi Nuclear Energy System, Inc.は、当社の100%子会社であり当社原子力事業の米国拠点です。
注2. Edison Material Supply LLCは、SCEの100%子会社です。
注3. SONGSは、SCEが78.2%、San Diego Gas & Electric Companyが20%、City of Riversideが1.8%の比率で共同所有しております。