三菱重工と三菱パワー、環境省主催のオンライン環境展示会に出展
日本の環境技術力と地球環境に対する取り組みを世界に発信

三菱重工業株式会社
三菱パワー株式会社

◆ 5つのテーマごとに、日本における最先端の環境技術や脱炭素などに向けた取り組みを紹介
◆ 国内約30の企業と団体が参加、参加者はVR空間を自由に行動

三菱重工業および三菱パワーは、3月3日から23日までオンラインで開催される、環境省主催の「ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン-カーボンニュートラル社会に向けたイノベーション-」に出展します。本展示会は、国内企業や団体が持つ脱炭素化イノベーションに向けた技術や現段階における取り組みを紹介し、日本の環境技術力と地球環境に対する姿勢を国内外に発信するものです。

このイベントでは仮想現実(VR:Virtual Reality)の展示空間において、「温室効果ガス削減1(自然の力を活かす技術)」「温室効果ガス削減2(回収/利活用の技術)」「資源循環」「ライフスタイル」「活動支援」といった5つのテーマごとに、日本における最先端の環境技術や脱炭素などに向けた取り組みを紹介します。国内約30の企業と団体が参加予定で、参加者は4種類のアバター※1から気に入った一つを選び、オンライン会場内を自由に行き来します。また、参加者同士のコミュニケーションもアバターを通して可能なことから、これまでのイベントとは異なる楽しみ方ができるのが特長です。さらに、ASEAN※2地域における気候透明性活動の現況報告や2030年に向けた課題などについて、世界各国のキーパーソンによるパネルディスカッションも開催される予定です。

昨年10月、菅 義偉内閣総理大臣が「2050年カーボンニュートラル※3」を宣言したことを受け、国内ではカーボンニュートラル達成に向けた、あらゆる面での技術イノベーションが急務となっています。三菱重工および三菱パワーは、「3E+S※4」のバランスを見ながら、エネルギー分野におけるCO2排出低減とCO2回収を進めていくことで、この目標達成に貢献できると考えています。なかでも水素ガスタービンについては、既存の火力発電所の一部を改造することで実現でき、水素の供給量に応じて運転可能であることから、早期のCO2削減および水素需要喚起への貢献を通じて、三菱重工グループが戦略的に取り組むエナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの変換)においても重要な役割を果たすことができます。

三菱重工グループは、幅広い製品群やこれまで培ってきた技術を結集し、CO2フリー水素やアンモニアの製造および備蓄、CO2の回収や転換利用、既存火力発電所の高効率化およびCO2フリー化などといった、革新的環境イノベーション技術の開発と社会実装を積極的に推進していきます。

  • ※1 ネットワーク上の仮想空間において、ユーザーの分身として表示されるキャラクターのことです。
  • ※2 ASEAN=東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations)。
  • ※3 2050年までに、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いてゼロを達成することを意味します。
  • ※4 安全性(Safety)を大前提とし、自給率(Energy Security)、経済効率性(Economic Efficiency)、環境適合(Environment)を同時達成することを目指す、エネルギー政策の基本方針です。

以 上