史料館 吉村昭コーナーを開設
このほど、史料館 戦艦武蔵コーナーの一角に吉村昭コーナーを開設しました。
小説家の吉村昭氏は何度も長崎に足を運び、武蔵建造に携わった多くの長船関係者や当時の乗員に綿密な取材を行い、戦史小説「戦艦武蔵」を執筆。
「戦艦武蔵」は昭和41年に刊行され、90万部を出版、現在も増刷を続けるベストセラーとなっています。
平成18年に吉村氏がお亡くなりになった後、奥様で芥川賞作家の津村節子氏から長崎にぜひ展示してもらいたいと遺品寄贈の申し出があり、このたび史料館に常設展示することとなりました。
展示品は吉村氏の写真、代表作品、取材メモ、愛用の万年筆などゆかりの品々約30点。
吉村氏遺品の恒常的な展示は県内では本史料館が初めてで唯一となります。
(史料館の見学は無料ですが、事前予約が必要です。 問合わせ先:095-828-4134、開館時間:平日9:00~16:30、土日祝は休み)
写真や愛用の文房具なども展示されている吉村昭コーナー