地元中学生が新聞の編集から印刷までの過程を学習
「明日への架け橋プロジェクト2021」を開催

11月9日(火曜)、三菱重工グループの三菱重工機械システム株式会社(MHI-MS、社長:池田 直昭 本社:神戸市兵庫区)は、広島県三原市の印刷紙工機械事業本部に三原市立久井中学校の2年生24名を招き、新聞の編集から印刷までの過程を総合的に学ぶ「明日への架け橋プロジェクト2021」を開催しました。

本プロジェクトは、学校などで新聞を教材として活用する教育活動「Newspaper in Education (NIE)」とMHI-MS印刷紙工機械事業本部の「製品・製造・技術」を融合し、かつ地元との「絆」を組み合わせたものです。次世代を担う子どもたちに、ものづくりの楽しさや魅力を伝える活動として2013年にスタートし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった2020年を除いて毎年実施されています。

生徒の皆さんはまず、「印刷機械ミニ講座」で印刷機械の歴史や現在の印刷技術、色の3原色を利用した印刷の色表現について学びました。続いて、講師にお招きした中国新聞の現役新聞記者の方に取材の仕方や紙面の作り方について説明を受けました。

その後、生徒の皆さんが新聞記者となり、三菱重工 三原製作所 糸崎工場でMHI-MSの製函機「EVOL」が段ボールシートから段ボール箱を作る様子や製函機やコルゲートマシンの組立、同所和田沖工場で輪転機が組み立てられる様子を取材しました。取材した内容は「学級新聞」として生徒が編集し、MHI-MSに送付され印刷データ化、それをリョービMHIグラフィックテクノロジー株式会社の枚葉印刷機で印刷し、生徒一人ひとりに届ける予定です。

今回、毎日読んでいる新聞がどのようにして作られているかを学ぶとともに、自分たちで新聞記事の原稿を作成する楽しさや難しさを実感したことが、生徒の皆さんにとって貴重な経験となれば幸いです。

三菱重工グループは、これからも地域の皆さまとのコミュニケーションを大切にしながら、次世代の育成を支援する活動を推進していきます。

製函機「EVOL」取材の様子

製函機「EVOL」取材の様子