マッチングギフトにより、関東・関西地方の福祉施設に形状記憶食器具を贈呈しました
三菱重工グループでは、三菱重工グループ労働組合連合会 本社・横浜地区本部が行う「ともしび募金」で集まった社員募金額に会社が同額を上乗せして寄付する「マッチングギフト」を毎年実施しています。本年度は、形状記憶食器具(注)のスプーン、フォーク約480本を購入し、関東・関西地方の福祉施設38箇所に寄贈しました。
この食器具の柄の部分には、70℃以上のお湯に入れると軟らかくなる性質を持つ、当社開発のポリウレタン系プラスチック素材「形状記憶ポリマー樹脂」が採用されており、握りやすい形に変形させて使用することが可能です。さまざまなハンディキャップにより、既製の食器具を用いた一人での食事が困難な方々にとって、持ち手の形状を記憶できるこの食器具は大変重宝されています。
今回の寄贈先の施設からは、 「利用者に合わせて簡単に持ちやすい形に変更でき、スムーズに食べ物を口へ運ぶことができるので、お子さんも楽しそうに食事をしています。素敵な贈り物をありがとうございました。」「生きるために必要な食事ですが、障がいをもつお子さんと保護者にとって、摂食とその自立は大きな課題です。寄贈いただいたスプーンは、自分で食事をするという自立支援の一環としても大いに役立ちます。」といった感想が寄せられました。
三菱重工グループは、これからもCSR行動指針に掲げる「地球との絆」「社会との絆」「次世代への架け橋」を反映した社会貢献活動に積極的に取り組んでいきます。
- 障害を持った方の自力での食事をサポートするため、「食事を楽しく、自分で食べるを応援する」をコンセプトに株式会社 青芳様(本社:新潟県燕市)が開発した福祉用品ライン「ウィルアシスト」の製品です。