出前理科教室」を開催
下関造船所は、次世代を担う子どもたちに科学技術の楽しさを伝え、ものづくりへの興味・関心をもってもらおうと、10月27日、地域の江浦小学校5年生約70名を対象に、「ポンポン蒸気船」を題材にした出前理科教室を開催しました。
「ポンポン蒸気船」は、水が蒸気になると体積が増える原理を利用した船で、発砲スチロールの船体と銅管を組み合わせ、水を入れた銅管を熱することにより、銅管から排出される蒸気で船が走るというもの。
4人ずつに分かれた子どもたちは、意見を出し合いながら思い思いのかたちに発砲スチロールを削って船体をつくり、蒸気機関となる銅管とろうそくを組み立てると、早速プールで試走。「船のカタチを細くしよう」「ろうそくの位置を変えてみよう」と試行錯誤していましたが、最後に行われた競走で、自分たちの船がゴールに向かって動き始めると、大きな歓声があがりました。
レース終了後、出前理科教室の企画・運営に携わった社員が、水の抵抗が少ない船型や、優勝したチームの船の良かったところ等について解説し、子どもたちは自分たちが作った船と見比べながら、熱心に話を聞いていました。