海底広域研究船「かいめい」の命名・進水式を行いました

6月7日、佳子内親王殿下をお迎えして、国立研究開発法人海洋研究開発機構向け海底広域研究船の命名・進水式を行いました。

下関造船所が皇族をお迎えするのは、平成3年にケーブル敷設船「ケイディディオーシャンリンク」の命名・進水式で高円宮同妃両殿下をお迎えして以来、24年ぶりとなります。

式では、藤井文部科学副大臣が本船を「かいめい」とご命名、続いて、佳子内親王殿下が支綱をご切断されると、船はゆっくりと船台を滑り降り、関門海峡にその雄姿を浮かべました。

「かいめい」は、海底下の断層を立体的に調査できる探査装置や、海底下の地層を採取する掘削装置などを搭載しており、日本の周りの広い海洋に存在する海底資源の科学調査や、大きな津波を引き起こす海底地震の仕組みを解き明かすなど、広い範囲の海底を、効率よく調査することができる最新鋭の研究船です。

これより艤装工事を行い、今年度末に引渡しの予定です。

【完成予想図】

主要目

 全長

 約100メートル

 幅

 19.0メートル

 総トン数

 約5,800トン

 航海速力

 12.0ノット

 航続距離

 約9,000海里