三菱重工グループのサステナビリティ

当社グループのサステナビリティに対する取り組みをご紹介します

三菱重工は1884年創立以来、社業を通じて社会の進歩に貢献するものづくり企業として、社会・産業インフラを支える製品・技術を世界に提供しています。 かねてより、環境問題をはじめとする地球規模の課題解決に向けて、当社グループの製品・技術による貢献のみならず、事業プロセス全体における各種活動を通じて、さまざまな社会的課題の解決に取り組んでまいりました。

また、SDGs採択やESG投資の拡大、EUタクソノミー等の国際的な規範やガイドラインにおけるサステナビリティの重要性の高まりを受け、2020年に当社グループが取り組んでいくべきと定めた重要課題 = 「マテリアリティ」の再特定をおこないました。

2021年には「マテリアリティ推進会議」と「サステナビリティ委員会」を設置し、サステナビリティ経営体制をより一層強化しています。

マテリアリティ推進会議では、5つのマテリアリティごとに、責任者と取りまとめ部門を持つ分科会を設置し、社長を議長としてマテリアリティの目標実現に向けた事業活動をフォローするとともに、事業部門へ必要な対応を指示しています。

●三菱重工のマテリアリティ

  • 脱炭素社会に向けたエネルギー課題の解決
  • AI・デジタル化による社会の変革
  • 安全・安心な社会の構築
  • ダイバーシティ推進とエンゲージメントの向上
  • コーポレートガバナンスの高度化

サステナビリティ委員会では、深化するサステナビリティを巡る課題への対応に関し、ステークホルダーの視点を踏まえ、当社グループが果たすべき責任を追求し、サステナビリティ経営の推進に向けた検討を行っています。
具体的には、ESGの取組みに関する基本方針等について審議し、取り組むべきESG施策をサステナビリティ委員会で決定し、各施策を担当役員の責任で取り進めています。

当社グループは、卓越した製品・技術の提供を通じて、人と地球の確かな未来、「サステナブル(持続可能)な社会」の実現に貢献してまいります。

社会を支える総合的なものづくり力による貢献

三菱重工グループは、経済的・安定的なエネルギーを供給する各種発電設備、製鉄メーカーや化学メーカー向けの各種プラント設備、フォークリフトに代表される物流機器、大型冷凍機・エアコンなど、人々の快適な暮らしを支える多種多様な製品事業を手掛けており、今ではグループ企業は国内・海外合わせて 250社以上にのぼります。

グループのシナジーを発揮して社会のニーズや外部環境の変化に対応していくことで、グローバル市場での競争力をさらに強化しています。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現に向けた エナジートランジション、社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野の発展に取り組み、人々の豊かな暮らしを実現します。

カーボンニュートラル社会の実現へ

2020年10月に発表した中期事業計画である「2021事業計画」において、エネルギーを生み出す分野で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」と、エネルギーを使う分野で脱炭素・省エネ・省人化を実現する「社会インフラのスマート化」 を2つの成長領域に定めました。

カーボンニュートラル社会の実現は地球規模の課題であり、当社グループは、脱炭素分野での実績を誇るリーダーとして、気候変動対策をリードしていくことが我々のミッションであると考えています。

2021年10月には当社としての「カーボンニュートラル宣言」を発表しており、2040年に当社グループの生産活動によるCO2排出量およびバリューチェーン全体からのCO2排出量のいずれもNet Zeroを目指します。

当社グループの社員一人ひとりが、お客様、ビジネスパートナー、国、自治体、研究機関などと積極的に連携し、「MISSION NET ZERO」を胸に、Net Zeroの未来、カーボンニュートラル社会の実現に向けて行動していきます。

当社グループのサステナビリティ経営 紹介資料