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親ガメの調査は6月22日(金曜)から7月3日(火曜)の間に2泊3日で合計4回行われ、毎回、社員ボランティアと一般ボランティアが6名ずつ参加しました。
アカウミガメは光に敏感なため、夜間の調査では、灯りを使わずに新しい足跡を探し、それを辿って親ガメに気づかれないように接近し、行動を阻害しないように個体識別用の標識を装着したり、測定器(ノギス)を用いて甲羅の長さと幅を計測するなどの難しい作業が必要となります。参加したボランティアは事前に研究者の先生や現地NPO法人Turtle Crewのメンバーから調査方法について指導を受け、夜9時から深夜3時頃まで種子島西側の長浜海岸等を歩き、細心の注意を払いながらこれらの作業を行いました。
この調査は、種子島で産卵した親ガメの回帰周期や、体サイズの組成、産卵成功率などを明らかにすることを通じて、絶滅が危惧されているアカウミガメの保全や産卵地の環境の健全化を図ることを目的としています。今回は4回8夜に及ぶ調査の中で、産卵を確認した16頭を含む17頭の親ガメを識別し、このうち5頭が、2016年と2017年の調査で標識を装着した回帰個体でした。
このように、4年前に始めたこの調査によって、回帰率や回帰周期などアカウミガメの生態に関する有意義な調査結果が得られており、アカウミガメの保全が進むことに期待しています。
三菱重工グループはこれからもCSR行動指針に則り、環境及び生物多様性の保全に取り組んでいきます。
調査プログラムの詳細は以下URLをご参照ください。
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