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業界トップクラスの省エネ性能 APF(通年エネルギー消費効率)5.7を達成
超高効率ガスヒートポンプエアコン「GHP XAIR」を今秋発売

発行 第 5088号
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 三菱重工業は、業界トップクラスの省エネ性能を実現した高効率ガスヒートポンプ(GHP)エアコン「GHP XAIR(GHP エグゼア)」を本年10月に発売する。全国的に節電が求められていることを追い風に、主に中小規模ビル向けに積極的に拡販していく。

 APF(通年エネルギー消費効率)※が最大5.7と、電力を熱源とする方式も含めた全ビル用マルチエアコンの中で最高効率を達成。熱交換器のフィン数を増やし、エンジンの回転範囲の拡大、送風用電動機等の機能部品を見直すことで、システム全体の効率を高めた。
 この結果、ラインアップする16馬力~25馬力(冷房能力で45kW~71kW)モデルのうち、16馬力モデルにおける従来機との比較では、一次エネルギー消費量を年間最大約11%、CO2排出量を最大約10%低減。また、遠隔監視機能を室外ユニットに内蔵可能とすることで、従来のアダプター外付け対応に比べ、据付工事や省エネ制御が簡便に行えるようになった。

 当社では、GHP XAIRを、すでに市場投入して好評を博しているGHP「ECO1」シリーズの上位機種として、都市ガス仕様と液化石油ガス(LPG)仕様を合わせて54機種追加。合計402機種ラインアップすることにより、幅広い市場ニーズへの対応力を高める。

 GHPは室外機のコンプレッサーをガスエンジンで駆動させ、ファンなどの補機以外には電力を使わないため、消費電力は電力駆動HPの1/10~1/100と少ない。東日本大震災の発生に伴い、全国レベルで節電や一層の省電力機器に対する必要性が叫ばれ、GHPへの関心が高まっている。GHP XAIRはこうした時代の要請に応えて市場投入するもの。“X”が究極の効率を、“AIR”が快適な空調を表し、GHPとAIRをXで掛け合わせることにより、「超高効率ガスエンジンヒートポンプ」との意も併せ持つ。
 当社は、GHP XAIRを顧客に「より良い空調と環境」を提供する次世代型GHPと位置づけ、事務所ビル、学校、病院、工場、商業施設などに、活発な営業活動を行っていく。

※ APFは、Annual Performance Factorの略で、年間を通じて冷暖房を行うために必要な能力の総和を、各冷暖房機器が消費するエネルギー
  消費量で割った性能評価指数。値が大きいほど省エネ性が高い。
  ただし、ガス消費量の1kWhを9,760kJとして換算。

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