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6月に開催された政府と経団連が取りまとめる産学官連携推進会議において、当所の医療機器開発・事業化プロジェクトが、栄えある経済産業大臣賞を受賞しました。(詳細は平成20年7月1日発行ニュースをご参照ください。)
この成果を先端医療の開発に携わる方々に広く紹介するべく、7月19日に臨床研究情報センター(神戸ポートアイランド内)で京都大学病院放射線治療科の平岡教授殿、先端医療センターの小久保放射線治療部長殿、当所医療機器事業統括室の平井室長による記念講演会を開催しました。
今回の受賞は、本賞の共同受賞者である京都大学殿、財団法人先端医療振興財団殿にとっても、画期的な成果と高く評価されており、講演会当日は海外からのお客様も含め150名近い方々が来場され、放射線治療の最新の技術動向、当社放射線治療装置TM-2000の特徴、治療の状況、開発時の苦労等に耳を傾けられました。
平岡教授殿からは、基調講演として「高精度放射線治療が開くがん治療のイノベーション」をテーマに講演いただくと共に、「100年後の放射線治療の教科書に載るような装置となるよう期待している。」との激励を受けました。
また、小久保部長殿による当社機のがん治療における有用性についての講話に続き、平井室長から、最先端技術を取り入れた治療装置の開発・商品化を通じた、がん撲滅への積極的な取り組みについて説明を行いました。
講演終了後、財団法人先端医療振興財団の井村理事長殿(科学技術振興機購首席フェロー)から感謝状をいただくと共に、日本を代表する医療機器メーカーとして世界市場を目指すよう、温かい励ましの言葉もいただきました。
当社としても、国内外の各医療施設での臨床実績を通じて当社治療装置の評価を高めていけるよう、引き続き積極的な情報発信を行っていきます。
■広島製作所ニュース(平成20年7月1日発行)
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