防爆型 板厚モニタリングシステム:Q&A
[ 原子力発電 ]

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Q&A

内部流体

極低温流体は?
設置箇所が極低温になると考えられるため、適用できません。

設置環境

低温環境は?
薄膜UTセンサ、パルサスコープ共に0℃未満の温度は保証対象外となります。
高湿環境は?
パルサースコープは非防水仕様ですので、収納BOXを追設する必要があります。

設置方法

薄膜UTセンサケーブルの長さは?
100℃未満では20m以下、100℃以上200度未満では15m以下を推奨しています。
1つのパルサースコープで最大何個のセンサを計測可能か?
1台のパルサースコープ(非防爆/防爆共)で最大8個のセンサを同時計測可能です。
電源は?
乾電池を使用します。非防爆は単三電池4本、防爆は単二電池2本(当社指定品)のみです。
パルサースコープの無線通信距離はどの程度か?
パルサースコープ(非防爆/防爆共)は障害物がない状態(見通し)で400mの通信が可能です。
通信距離は使用される環境での障害物の状況により大きく変動し、実力的には~50m程度になります(使用環境での確認が必要です)。通信距離を延ばすには、送信側/受信側(パルサースコープ/PC)ともに高所且つ周辺に障害物が無い箇所へ設置ください。
既存の探傷機は使えるか?
防爆環境では防爆版パルサスコープを使用ください。
それ以外の環境では、一振動子型探触子に対応した超音波厚み計もしくは超音波探傷器と接続すれば波形の取得が可能です(印加電圧は100V以上で探触子周波数8.5MHzに対応した装置)。以下は対応確認済です。それ以外は個々に確認することになります。
OLYMPUS社製37DL、菱電湘南エレクトロニクス社製UI-25、日本ベーカーヒューズ社製USM36等

性能

薄膜UTセンサの仕様は?
印加電圧は100V以上で、超音波中心周波数は約8.5MHzです。
劣化は?
センサ接着剤、ケーブル、そしてパルサースコープの劣化は、それぞれに加わる環境負荷によります。センサの劣化が懸念される環境の場合は、センサを養生する等の環境遮断を実施ください。
設置後の校正は?
パルサースコープで温度計測しつつ測定する場合は、測定の都度音速を補正するため校正は不要と考えます。本運用の技術的妥当性は(財)発電設備技術検査協会による評価を受けておりますので、報告書を参照願います。

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