グループ表彰制度による地球環境保全・保護、環境負荷低減に貢献する製品・活動の表彰-「Best Innovation 2022」受賞案件 -
三菱重工業は、グループ社員の環境貢献意識向上やさらなるイノベーションの促進を図るため、グループ表彰制度「Best Innovation」(注)において、地球環境保全・保護、環境負荷低減に貢献する製品や事業活動を表彰しています。
「Best Innovation 2022」での受賞案件、および概要は次のとおりです。 (カッコ内は担当部門)。
高効率地域冷房用ターボ冷凍機によりCO2排出量削減
〔三菱重工サーマルシステムズ株式会社 大型冷凍機技術部〕
低環境負荷な冷媒にも対応可能でエネルギー消費が少ない高効率大容量パラレル型(注)ターボ冷凍機を商品化。大型冷凍機事業のグローバル戦略機器として、中東、シンガポール、韓国、日本などの大容量が求められる地域冷房プラントや半導体工場を中心に累計約70台のパラレル型ターボ冷凍機を納入し、その品質、信頼性の高さで世界市場での知名度向上に大きく貢献した。また、低環境負荷冷媒を採用し、従来機と比べてエネルギー消費効率に優れることから大幅なCO2排出量削減が実現でき、環境保護に大きく貢献することとなった。
- 圧縮機2台を搭載したタイプ
航空機複合材廃材を家電製品に適用しリサイクル化促進
〔三菱重工業株式会社 民間機セグメント〕
米国ボーイング社の中型ジェット旅客機「787」向け複合材主翼の工程廃材を家電部品へ再利用。製造時に発生する炭素繊維複合材料の廃材をリサイクル材とし、三菱電機株式会社製コードレス掃除機「iNSTICK ZUBAQ」シリーズのパイプ部分とハンドル部分に適用することで製品化を実現。これにより、リサイクル困難な炭素繊維複合材廃材を量産製品へ再利用するまでのサプライチェーンを他社に先駆けて構築。資源の有効活用を通じて環境負荷低減と地球環境保護に貢献し、当社のイメージアップにも寄与した。
(注)「Best Innovation」は当社グループの独創的な新製品・サービス、新技術、新事業、環境に配慮した活動などを対象とした表彰制度で、2003年度から毎年実施しています。今回は環境に関する上記2件を含め、計19件が受賞しました。