有機ランキンサイクル(ORC)技術
有機ランキンサイクル(ORC)技術
有機ランキンサイクル(オー ガニックランキンサイク ル、ORC)は、中低温 の熱源で効率的な発電が出来る技術です。
2013年、有機ランキンサイクル(Organic Rankine Cycle:ORC)技術を持つTurboden(イタリア)が三菱重工のグループ会社となりました。
ORC技術は従来の蒸気タービンとしくみが似ていますが、大きな違いは高分子有機媒体を蒸発させて利用する点です。
これにより、タービンの回転速度を低く設定することが可能となり、翼などの部品の浸食もありません。また、ORCユニットは工場出荷時にスキッド上で組み立てられるため、輸送が容易です。
ORCシステムでは、中・高温の熱媒油により、蒸発器内の有機作動媒体を加熱・蒸発させます。その蒸気によりタービンが回転し、クリーンで安定した発電が行われます。
ORCシステムのアプリケーションとしては、地熱、廃熱回収、バイオマス、太陽熱などがあります。
この製品の取り扱い会社:
Turboden S.r.l. とは
Turbodenは、1980年にイタリア・ミラノに設立、ORC専業メーカーとして30年以上の歴史をもち、世界各国に約300台の納入実績があります。