自動車環境試験装置・自然環境再現装置
[ 空調機・大型冷凍機・エンジニアリング ]
[ 産業機械 ]

地球上の自然環境を人工的に再現し、さまざまな産業製品(自動車・機械等)の性能や品質、耐候性、耐久性に関する研究開発や品質試験を実施できる環境試験装置を提供しています。
酷暑のアフリカから極寒の南極まであらゆる気象を再現し、 性能試験やシミュレーションに活躍します。自動車メーカーや化学メーカー、建機メーカー、研究機関などで、三菱重工冷熱の環境試験装置が厳しい品質管理、性能及び信頼性向上などの技術開発を支援します。

全天候型環境風洞試験装置

自動車や航空機などの高速移動体は、酷暑のアフリカから極寒の南極まで、あらゆる気象条件を再現できる全天候環境試験装置を使用し、実走行状態をシミュレートできます。
車室内快適性評価、エアコン性能評価、エネルギーマネジメント評価、熱マネジメント評価、排ガス試験など、さまざまな研究評価に対応します。

三菱重工冷熱 全天候型環境風洞試験装置

自然環境再現

自然環境再現技術は、お客様の製品が過酷な環境条件下でも高い性能を維持するために不可欠なものです。温度、湿度、風速など、実際の使用環境に即したさまざまな条件を再現し、製品の耐久性や信頼性の評価が可能です。
この技術により、お客様はスピーディーな製品開発と、品質向上に向けた改善点を明確にすることができます。三菱重工冷熱は、過酷な自然環境下でも安定した性能を発揮する製品の実現をサポートします。

三菱重工冷熱 自然環境再現 環境条件

自動運転対応/電動化対応

三菱重工冷熱は、CASEの自動運転技術と電動化技術にも対応しており、お客様の研究開発を支えます。

自動運転対応
自動運転に必要なセンシング技術は、車両の周囲に配置されたカメラやレーダーで情報を計測・数値化します。降雨や積雪など自然環境の影響で、これらのセンサーが正常に機能するかの確認が求められます。当社の環境試験装置では、走行中に巻き上げた雪や霧、雨などの水滴がセンサーやカメラに付着する状況を再現し、悪天候下における性能評価が可能です。
電動化対応
電気自動車(EV車)の普及に伴い、バッテリーやモーターの温度管理がますます重要になっています。限られた電力で航続距離を確保するため、エネルギー効率を最大化しながら、車室内の快適性も確保することが求められます(熱マネジメントシステム)。
三菱重工冷熱の自然環境再現技術は、車両が受ける路面輻射熱や走行時の気流など、実際の走行条件を忠実に再現し、正確な性能評価を実現します。
三菱重工冷熱 全方位型日射装置 大開口風速再現 境界層吸取装置 路面輻射装置
三菱重工冷熱 カーエアコン用機器/自動運転等の各種センサー 制御装置
  • CASE:「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared&Service(シェアリング)」「Electric(電動化)」の頭文字

納入事例

三菱重工冷熱は、国内外大手自動車メーカー研究施設様や鉄道会社様に環境試験装置を納入しております。

三菱重工冷熱 自動車環境試験装置 納入事例
納入先:三菱自動車工業株式会社 技術センター 環境試験棟 様
三菱重工冷熱 自動車環境試験装置 納入事例
納入先:東海旅客鉄道株式会社(JR東海) 様

三菱重工グループの実績