FPSO向け舶用ボイラ及び蒸気タービン:AS推奨メニュー
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定期メンテナンスに加え、当社は幅広い付加価値の高いサービスを提供し、お客様に高い評価を得ています。

定期検査と予防メンテナンス

FPSOは長期間に渡り、ドックに入らず、過酷な条件で運転されます。そこで、ボイラの経年劣化を軽減するためにも予防保全が重です。
当社は、この予防保全に対して多くの知見を有し、お客様の船舶を長期間、トラブルなく運航できるために重要なボイラ部品の交換等を推奨しています。

長期運転時の定期メンテナンス

当社は通常のボイラメンテナンスとしてボイラの機械部品の提供と、水管の診断(過熱器管、蒸発管、節炭器管の検査等)を実施しています。

長期運転時の定期メンテナンス(電気・計装)

当社大きな事故を予防するためのドック時一般点検を当社推奨しています。

計装システムのアップグレード

当社は緊急事態に備え、制御システムのアップデートを推奨しています。これにより、自動運転をより確実とする運転環境を整えます。

トレーニング(長崎)

当社は長崎でのボイラ関連のトラブルシューティングに関するしてトレーニングのワークショップを開催しています。

運転情報の記録によるトラブルシューティング

当社はデータ記録機能のあるボイラ制御盤への更新が可能です。記録機能のある制御盤を導入することで、各種トラブルシューティングが可能です。

着脱容易なスーパーヒーター用ケーシングへの改修

当社はスーパーヒーターを容易に着脱できるケーシングへの変更を推奨します。このケーシングは複数に分割することができ、メンテナンス時に容易に取り外すことができます。

タービン
燃料が高騰する中、高いタービン効率を維持し、燃費を高めることは大きな価値を生みます。当社の提供する多様なソリューションはタービンの最適な条件を維持し、運航コストを低減します。

定期点検と予防保全

FPSOは長期間に渡り、ドックに入らず、過酷な条件で運転されます。そこで、タービンの経年劣化を軽減するためにも予防保全が重要です。
当社は、この予防保全に対して多くの知見を有し、お客様の船舶を長期間、トラブルなく運航できるために重要なタービン部品の交換等を推奨しています。

スタッドボルト固着防止のための計測

高温条件下で使用されるスタッドボルトは高強度の材料が使用され、過熱されない工夫がされています。然しながら、この材料であっても場合によって、ボルトが固着してしまう場合があります。
当社は、既存のボルトとナットを最新の改良された特殊材料であるアルミコーティングに交換することを推奨します。これにより、ボルトの固着を回避することができます。

リモコン装置の換装

当社は15年以上運転している制御装置の交換を強く推奨しています。タービンの制御システムはパソコンを含む電子装置と電源供給装置で構成されています。
日本電機工業会(JEMA)によれば、制御システムの耐用年数は10年となっています。

主タービンのドックメンテナンスメニュー

当社はドック時の発電機タービンの推奨メンテナンスパーツリストをお渡ししています。ドック入りして20日間で何をすべきかを記載しています。

一体型パッキンリングへの変更(参考情報)

当社は新規発注分から、今後ソリッドタイプのフィンを提供することにしました。高圧、低圧のグランドパッキンとダイアフラムパッキンはリングの溝の中にフィンを埋め込む形で作られています。しかしながら、フィンとリングが異なる材質で製造されているため、熱膨張の特徴が異なり、フィンが収縮しねじ溝に落ちてしまう可能性があり、改善を図ったものです。

主蒸気弁のひび割れ時の対策(予備品)

まれなケースではありますが、メンテナンス時にバルブにひび割れが発見される場合があります。このひび割れは繰り返しエンジンの発停を繰り返すことにより、低周波疲労が発生することが原因と考えれます。このような場合に迅速に対応するために、当社は、バルブ本体、座面、軸、ブッシュなど他の主要部品の予備品の購入を推奨いたします。

コンデンサ水室の内部検査

当社は、チューブシート、表面、内部及びゴムの裏地の検査を行うことができます。
通常メンテナンスは水室を洗浄することはドックメンテナンスで行われますが、内部部品の検内部の冷却管、シート表面等の検査は行われません。このため、正確な診断を行うためには、コンデンサ水室の内部検査を推奨します。

油圧トルクレンチの使用

通常径の舶用タービンの大きいボルトを締めつける場合はスラグレンチを使用しますが、当社は、油圧トルクレンチの使用したボルトの締め付け、緩めを推奨します。当社は油圧トルクレンチをドバイ、シンガポールにおいておりお客様の要求があれば貸し出しています。

高性能ボルトヒーターへのアップグレード

油圧で締め付けた未加熱のボルトはタービン停止時に大きな力を要し、現実的な方法ではありません。この作業を安全に行うためにHFインジェクションボルトヒーターへのアップグレードを推奨します。高圧タービンのケーシングボルト(高圧高温下)は運転時30 kg/mm2とする必要があります。

三菱重工グループの実績