感染症対策用陰圧テント(ME-CAS):特徴・性能
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特徴・性能

「Me-CAS」は運搬が容易で、必要な時に必要な場所に設置することができます。
設置作業も簡単で、数名で対応が可能です。
内部の部屋・通路を仕切ることで患者同士、医療従事者と患者の同線を分けることができ、医療従事者の感染リスクを低減します。
また、陰圧や換気性能はCDC(米国疾病予防管理センタ)の基準を満たしています。

簡単設置

テントや送風機などの部品は容易に運搬が可能なサイズで、一般車両へも搭載可能です。テントはフレームなしのエアテントとなっており、広げて送風機を接続したら、あとはスイッチを入れて空気を送るだけの簡単作業。排風機の接続もドライバー1本で可能です。
また、使用に必要なのは100V電源のみで、特別な準備工事は不要です。

送風ダクト接続
テント開梱
テント開梱
テント開梱
テント広げ
テント広げ
水錘設置
ウォーターウェイト設置
送風ダクト接続
送風ダクト接続
送風機ON
送風機ON
テント展張
テント展張
展張完了
展張完了
展張完了
排気ダクト接続
HEPA付排風機ON
HEPA付排風機ON
陰圧完了
陰圧到達
室内
室内

テント展張の様子

テント内の区画割り、動線分離

医療従事者と患者の動線を分け、感染リスクを下げるために区画化しています。特に医療従事者専用エリアは、防護服の着脱用区画を設定することで、医療従事者への感染リスク低減を図り、医療従事者間の感染拡大防止を目指します。
さらに、患者エリア(診察室)は2室あり、独立して換気することで隣室へのウイルス移行を防止します。
また、2室間の仕切りは容易に取外すことが可能で、1室運用も可能です。

動線

テント内部の様子(医療従事者エリアから入り、患者エリアへ進む様子)

CDC基準以上の陰圧、換気回数を達成

HEPA付排風機によってテント内部を陰圧としていますが、吸排気を工夫することで、テント内部のエアフローを感染リスクの低いエリアから高いエリアへの一方通行としています。
また、感染症対策の目安であるCDC(米国疾病予防管理センタ)の基準を上回る陰圧(-2.5Pa以下)、換気回数(12回/h以上)を達成しています。

CDC基準以上の陰圧、換気回数を達成

感染症病棟用の排気フィルタの採用

テントを陰圧にするための排気は、フィルタを通して排出させます。
このフィルタは、99.97%以上(粒径0.03µm)の捕集効率のHEPAフィルタにウイルス不活性化効果を持つ溶菌酵素を付着させたものです。
このフィルタでテント内空気中に浮遊したウイルスを捕捉し、不活性化します。

また、HEPAフィルタは工具不要で簡単に交換可能です。

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