産業廃棄物焼却発電:ロータリキルン・ストーカ炉
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ロータリキルン・ストーカ炉

ロータリキルン・ストーカ炉は高熱量ごみを熱分解・一部燃焼させるためのロータリキルンとストーカ炉を組み合わせた炉であり、幅広い性状形状の産業廃棄物の焼却が可能です。特にロータリキルンでは入口に空気を混合した循環ガスを供給。ロータリキルン内に廃プラスチック類の熱分解に必要な温度領域と最適な燃焼場を形成させることで熱分解を促進し、再燃焼室で十分な空気と接触、完全燃焼します(抑制燃焼方式)。一方、木くず、汚泥等はロータリキルン内で乾燥された後、後燃焼ストーカで積極燃焼します。


広範な対象物に適応

再燃焼室に後燃焼ストーカを併設しており、木くず、汚泥等の混焼をはじめ、広範な廃棄物に適応します。

高発熱量の廃プラスチック類を適正処理

「抑制燃焼方式」を用いることで、高発熱量の廃プラスチック類をロータリーキルン内でガス化し、再燃焼室で完全燃焼することにより、黒煙が発生せず、未燃灰が極小化されます。

廃熱の有効利用

汚泥などの高含水率廃棄物は、燃焼排ガスや蒸気を熱源とする乾燥設備を併設することで処理比率を高めることができます。また、蒸気タービン発電機の設置により、場内消費電力の低減化を行うことが可能です。

廃油・廃液類も適切に処理

再燃焼室に廃油バーナおよび廃液噴霧ノズル等を設置することにより、廃油・廃液類も適切に処理します。


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