理科授業「ロケット打上げとウミガメのつながり」を開催しました
三菱重工グループがロケット打上げ事業を行う種子島は、絶滅が危惧されるアカウミガメの貴重な産卵場所となっていることから、当社は2015年度から生物多様性の保全を目的とし、NPO法人アースウォッチ・ジャパンとともにアカウミガメ保全調査に協力しています。
1月19日(土曜)、この保全調査の主任研究者であり、ウミガメ研究で有名なNPO法人日本ウミガメ協議会会長の松沢慶将先生を講師にお招きして、神戸市立須磨海浜水族園で理科授業「ロケット打上げとウミガメのつながり」を開催しました。昨年度の横浜市のみなとみらい技術館に続いて4回目となる今回は、小学校3年生から6年生の約80名とその保護者の方に参加していただきました。
松沢先生は、生物学的に見たウミガメや、生物多様性と保全、宇宙開発とウミガメのつながり、種子島での調査活動などをテーマに時折りクイズも交えながらわかりやすく説明されたので、参加した子どもはもちろん大人の皆さんも引き込まれ、興味深く聞き入っていました。また、ウミガメの背甲や頭蓋骨などの貴重な標本を実際に見ながらの授業は子どもたちにとって新鮮で、理解もより深まったと思われます。
種子島でのアカウミガメ保全調査活動は来年度も継続して行います。NPO法人アースウォッチ・ジャパンのサイトにてボランティアの募集も予定しておりますので、ご興味のある方は同団体のウェブサイトをご参照ください。
【関連ウェブサイト】
【前回の種子島アカウミガメ保全調査のCSRニュース(2018年6~8月)】