三菱重工業は、三井住友信託銀行株式会社(本店:東京都千代田区、以下、SMTB)との間で、「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(資金使途を限定しない事業会社向け投融資タイプ)」(注1)の融資契約(以下、本契約、対象金額100億円)を締結しました。
本契約の締結に当たり、SMTBはポジティブ・インパクト評価(以下、本評価)を実施しました。三菱重工グループがSDGs(持続可能な開発目標)達成にインパクトを与える活動として、三菱重工グループの重要課題(マテリアリティ)ほかから以下のテーマが選定されました。本評価は、株式会社日本格付研究所(注2)より評価にかかるポジティブ・インパクト金融原則への準拠性、活用した評価指標の合理性について第三者意見を取得しています。
これらの取り組みにおける成果は、三菱重工ウェブサイトやSUSTAINABILITY DATABOOK、統合レポートなどによって開示する予定です。
本評価の概要
テーマ | 本テーマが創出する インパクト |
目標と指標(KPI) | SDGs |
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脱炭素社会実現への貢献 | GHG排出量の削減 |
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無人化・省人化への貢献 | 無人化・省人化 |
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ダイバーシティの推進 | 多様な人材による新たな価値創出 |
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- ポジティブ・インパクト・ファイナンスに係る第三者意見書(3.61MB)
- 2024年3月29日付 ニュースリリース
ポジティブ・インパクト・ファイナンス契約を締結
- 1ポジティブ・インパクト・ファイナンス
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が策定したポジティブ・インパクト金融原則および同実施ガイドラインに基づき、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資です。企業の活動、製品、サービスによるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、開示情報に基づきモニタリングを行うことが最大の特徴です。
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)
UNEPと200以上の世界の金融機関による広範で緊密なパートナーシップであり、1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESG(環境・社会・ガバナンス)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています。
国連環境計画(UNEP)
1972年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関です。
ポジティブ・インパクト金融原則
UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGsの達成に向けた金融の枠組です。企業がSDGsの達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くものです。融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることによって、インパクトが継続していることを確認します。 - 2株式会社日本格付研究所について、詳しくは以下ウェブサイトをご参照ください。
https://www.jcr.co.jp/
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