核融合エネルギー :主な納入実績
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炉本体関連 実績
プラズマ真空容器
磁場閉じ込め核融合装置においてプラズマ(イオン、電子から荷電粒子の集まり)を閉じ込めるための高真空環境を提供する容器で、電磁力のような機械的荷重、温度に起因する熱的荷重等に耐えことができるように設計される。
プラズマ真空容器 |
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京都大学 ヘリオトロンDR
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日本原子力研究所 JFT-2M
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日本原子力研究所 JT-60U
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産業技術総合研究所 TPE-RX
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プラズマ対向機器
プラズマ対向機器は、プラズマに直対するため、プラズマからの熱的負荷、粒子負荷が高く、厳しい環境に晒される。耐熱材料や粒子に対する耐性が高い材料が使用される。JT-60Uには、熱伝導に優れ、融点が高く、コアプラズマへの影響が小さくなるように炭素系の材料が使用されている。
プラズマ対向機器 |
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名古屋大学 TEXTOR
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日本原子力研究所 JT-60U
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燃料供給装置 実績
ペレット入射装置(日本原子力研究所殿向け)
ペレット入射装置は燃料粒子をプラズマ中に供給する装置で、燃料となる水素同位体ガスを、20K(-253℃)以下まで冷やして固化(氷)し、高速でプラズマ中に打ち込む。JT-60用4発ペレット入射装置(空気銃式)では、水素ガスを加速ガスとして、最高速度2.3km/秒を達成した。
ペレット入射装置(日本原子力研究所殿向け) |
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JFT-2M 単発ペレット入射装置
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JFT-2M 4発ペレット入射装置
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JT-60 4発ペレット入射装置
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JT-60 遠心ペレット入射装置
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トリチウム取扱い装置(日本原子力研究所殿向け)
核融合炉では、放射性物質となるトリチウムを取扱う技術はキー技術の一つとなる。トリチウム取り扱い装置では、燃え残りの燃料は排ガス中に含まれるため、排ガスからトリチウムを分離、回収、精製して、燃料として供給する装置となる。放射性物質であるトリチウムの過剰は放出がないように閉じ込め、処理する必要がある。建家内のトリチウムの換気・空調設備、回収・精製するためのクリーンアップ設備等がある。Pd膜拡散器、電解セルは不純物との分離に、Zr-Co金属ベッドはトリチウムの吸蔵・貯蔵に使用される。
トリチウム取扱い装置(日本原子力研究所殿向け)
TPL 空調設備(1985年) |
燃料精製システム&ISS(1988年) |
米国ロスアラモス国立研究所向け FCU(1990年) |
燃料精製システムの主要コンポーネント
Pd膜拡散器 |
セラミック電解セル |
Zr-Co 貯蔵ベッド |