東京電力株式会社 川崎火力発電所(1号系列)
[ 大気汚染防止 ]
[ 環境装置 ]

川崎火力発電所は既設1~6号機が解体され、最新鋭コンバインドサイクル発電設備3軸が1号系列として新設されました。

既設の煙突は自立型が6本連立するものでしたが、新しいこの煙突は周辺の景観になじむように3筒身の集合型とし、3本の筒身の間には外装板を設けて全体では三角のおむすび型の平面となる構造が採用されました。煙突の設計においては耐風安定性確認のために風洞実験も実施されています。さらに特徴的なのは、筒身内面吹付けキャスタブルライニングの上に、厚さ1.0ミリメートルのステンレス薄板パネルをボルトにて貼り付けるウォールペーパー方式の採用で、筒内のメンテンンスフリー化が図られています。

客先
東京電力株式会社殿
工事名称
川崎火力発電所1号系列新設工事の内煙突筒身新設工事
完成年月日
2005年(平成17年)8月26日

諸元

煙突形式 直立三脚型(外装板設置)
煙突高さ GL+85m
筒身径 φ5.74m×3筒
塗装仕様 ふっ素樹脂系(筒身外面)
外塗板仕様 ふっ素樹脂ラミネート鋼板 板厚1.0mm
筒内ライニング仕様 1.4ガナイト 49mm+SUS410L 1.0mm(ウォールペーパー)
付帯設備 ワイヤロープ式エレベーター、筒身基部に通信機械室、バッテリー室

ギャラリー

煙突全景
ウォールペーパー

三菱重工グループの実績