東京電力株式会社 川崎火力発電所(2号系列)
[ 大気汚染防止 ]
[ 環境装置 ]

煙突の建設は、工場にて製作した大ブロックを大型クローラークレーンにて積上げる工法を採用し工期の短縮を図りました。

客先
東京電力株式会社殿
工事名称
川崎火力発電所2号系列増設工事のうち煙突筒身新設工事
完成年月日
2011年(平成23年)12月9日

特徴

  • 川崎火力発電所構内に増設した2号系列コンバインドサイクル発電設備向けの煙突です。
  • 外観は同敷地内の1号系列煙突とイメージを同じくする環境調和型煙突であり、3本の筒身間には外装パネルを設置しています。
  • カルマン渦振動対策として煙突頂部には制振装置が設置されています。
  • 排ガスの拡散性能向上のため煙突頂部出口は集合化されていますが、景観に配慮し外部からは分からない構造となっています。

諸元

煙突形式 3筒連立型(外装板付き、集煙構造)
煙突高さ GL+85m
筒身径 径6.9 m×3筒
塗装仕様 ふっ素樹脂系(筒身外面)
外塗板仕様 ふっ素樹脂ラミネート鋼板 板厚1.0mm
筒内ライニング仕様 高強度耐酸キャスタブル 50mm(頂部は鋼製2重筒)
付帯設備 制振装置(TMD、ウェイト25ton)×1基
ワイヤーロープ式エレベーター(9人乗 60m/s)
航空障害灯、 螺旋階段 等
架設工法 450tクローラークレーン工法

ギャラリー

川崎2号煙突 外観
手前2号煙突 奥1号煙突

三菱重工グループの実績