JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(千葉地区)
[ 大気汚染防止 ]
[ 環境装置 ]

大型ブロック架設が可能な大型クローラークレーンとジャッキアップによる併行架設工法を採用し、工事の簡略化・短縮化を図りました。

西発電所の更新・移設計画に伴う、高効率のコンバインドサイクル発電方式の発電設備(25万キロワット)用煙突として納入したものです。粘性系ダンパーであるオイルダンパーを設けた制震構造を採用しています。オイルダンパーは高さ約139メートルの位置の鉄塔と筒身間に、最大速度V=1.0メートル毎秒、最大荷重F=750キロニュートン、ストロークS=±360ミリメートルとした大型の速度比例型オイルダンパーを6台採用し、渦励振等の風振動抑制にも効果が得られ、疲労設計にも配慮しています。また、近隣高層構造物の影響を考慮した風荷重の定量的評価を風洞実験にて検証し、日本建築総合試験所の性能評価を受け、国土交通大臣認定を取得しました。

客先
JFEスチール株式会社殿
工事名称
西発電所4号機用煙突
完成年月日
2014年(平成26年)12月31日

諸元

煙突形式 一筒三角鉄塔支持型
煙突高さ GL+190m
筒身径 5.85mφ(鋼板内径)
塗装仕様 ふっ素樹脂系
筒内ライニング仕様 高強度ポルトランドセメント系耐酸キャスタブル 50mm
付帯設備 ラックピニオン式エレベーター
航空障害灯、ITV設備
架設工法 大型クローラークレーン&ジャッキアップ併行架設

ギャラリー

煙突全景
オイルダンパー
クローラークレーン&ジャッキアップによる建方

三菱重工グループの実績