九州電力株式会社 豊玉発電所
[ 大気汚染防止 ]
[ 環境装置 ]

大型クローラークレーンによるブロック架設工法を採用することで、狭隘な工事エリアながら、安全性確保と工期の短縮化を図ることが出来ました。

本工事は、2000年(平成12年)に建設された既設煙突(鉄塔+1筒身)に1筒身増設を行ったもので、筒身はステンレス製二重筒仕様とし、頂部にスパレスター設備を設けた内燃力発電設備用煙突です。筒身を増設するにあたり、2007年(平成19年)改正建築基準法を満足することを検証のうえ、ハウスプラス確認検査株式会社の性能評価を受け、国土交通大臣認定を取得しました。とくに耐風面では、地形模型を用いた風洞実験により耐風安定性の検証を行い、経済的な工事とすることが出来ました。

客先
九州電力株式会社殿
工事名称
豊玉発電所6号増設工事のうち6号筒身増設
完成年月日
2017年(平成29年)6月16日

諸元

煙突形式 二筒四角鉄塔支持型
煙突高さ GL+80m
筒身外筒径 1.588mφ(既設) +1.338mφ(増設)
筒身内筒径 1.400mφ(既設) +1.150mφ(増設)
塗装仕様 ポリウレタン樹脂系
筒身材質 SS400(外筒)、SUS316L(内筒)
付帯設備 航空障害灯、スパレスター
架設工法 大型クローラークレーン工法

ギャラリー

全景写真
風洞実験
クローラークレーン工法

三菱重工グループの実績