東北電力株式会社 上越火力発電所1号機煙突
東北電力株式会社 上越火力発電所1号機煙突
大型ブロックによる架設が可能な大型クローラークレーン工法を採用しました。
本工事は、2022年度運転開始予定のガスタービン・コンバインドサイクル発電方式の発電プラント向け煙突として納入したものです。日本ERI株式会社より性能評価を受け、 国土交通大臣認定を取得しました。 煙突の約70 .6 mの位置に鉄塔と筒身の間に、 粘性系オイルダンパーを3基設置した制震構造を採用しています。 筒内ライニングにはGTCC向けに新たに開発した無機系軽量耐酸キャスタブルを用いることで、 ライニング性能の確保と軽量化の両立を図りました。風洞実験を実施し風荷重を適切に評価することで、合理的な設計を実現しました。
- 客先
- 東北電力株式会社殿
- 工事名称
- 上越火力発電所第1号機新設工事のうち煙突設置工事
- 完成年月日
- 2021年(令和3年)5月10日
諸元
煙突形式 | 一筒三角形鉄塔支持型 |
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煙突高さ | GL+136m |
筒身径 | 放出部5.4mφ、一般部5.5mφ(鋼板内径) |
塗装仕様 | ポリシロキサン樹脂系 |
筒内ライニング仕様 | 無機系軽量耐酸キャスタブル(厚さ50mm) |
付帯設備 | 地震対策用制震装置(オイルダンパー) 航空障害灯、折れ階段 |
架設工法 | クローラークレーン工法 |