赤坂奈美

入社・異動などの人事手続きを担う。
それは、新たな門出を支える仕事でもある。

PROFILE

プラントをつくって終わりではなく、長期間使い続けるためのアフターメンテナンスまで注力する事業内容に共感し、MHIECに興味を持つ。活躍している人を支える役回りが合っていると考え、「人々の生活を支える社員の役に立ちたい」と人事部を希望。配属後は、労働契約書の作成、雇用延長社員(定年退職後の再雇用社員)の手続きや人事異動に関する一連の手続きを担当し、労働契約に関する法律の知識を身につけながら、社員と関係部署がスムーズに働ける環境を整えている。

01_現在の仕事について

新天地に進む社員のスタートを、一番近くで見届ける。

学生の皆さんからすると人事部と言えば採用のイメージが強いと思いますが、私が携わっているのは、社内の人事異動に関する業務です。キャリア採用で入社する方や定年などで退職する方、また三菱重工グループ間で異動する方向けに、必要な各種手続きのサポートをしています。例えばキャリア採用で入社する方には、入社までに健康保険や労働契約に関する手続き、新しい住居や入社時に必要な教育などのご案内をします。私の仕事は社員の新しいスタートを一番近くで支える役割を担っています。入社・出向する方や、退職する方も、皆さん新天地に向けて気持ちを新たに進もうとしている方々ですが、そんな前向きな気持ちの中でも不安もあるかと思います。だからこそ、社員の疑問や不安に丁寧に寄り添いたいです。
そのために、日頃から話しやすい雰囲気で接しながら、相手の疑問には丁寧に対応することを心がけています。入社後に晴々しい顔で活躍している姿を見たときに社員の方の役に立てたことを、うれしく思います。

02_自分を成長させてくれたもの

就活時代に出会った憧れの先輩。入社後に出会った先輩・上司。
その存在が今でも成長のモチベーションに。

尊敬する先輩のようになりたいという気持ちが自分を成長させてくれたと思っています。その先輩との出会いは、就活時に参加したMHIECの社員懇談会で、自身の仕事の内容や会社の雰囲気について優しく教えてくれました。穏やかな雰囲気と、仕事に対する真っすぐな姿勢に感銘を受けました。入社後、その先輩のいる人事部に配属され、すぐ隣のデスクで働くことになり、少し驚きましたが、いつもレスポンスよく対応する姿を見て、憧れの先輩から目標の先輩に変わりました。
業務を通じて学んだことは常に他部署との連携を意識してスピード感を持って仕事を進めることです。入社後に指導してくださった上司は、常に人事異動手続きにかかる期間を意識し、ほかの部署と調整している姿が印象的でした。私の担当している業務は、入社・異動・退社する社員と関係部署をつなぐ役割を担っているので、全体の手続きの流れを把握しながら、各所に情報を共有しなければなりません。人事手続きの遅れは、社員だけではなく、ほかの部署や関連会社にも影響を及ぼします。入社して最初の頃は、社員の雇用形態や役職が覚えられず、異動する社員が決まるたびに質問しながら時間をかけて仕事をしていました。しかし、上司が関連会社とのやりとりや、入社社員に必要な手続きをすべて把握し、期限以内に必要なタスクをこなしている姿を見て「自分も追いつきたい」と思うようになりました。まず異動社員の情報を自分なりに資料にまとめ、雇用形態ごとに異なる異動手続きを一つひとつ覚えていきました。毎月ある人事異動を通して、グループ会社の人事担当者や社内の方の質問に答えられるようになったときに、少しずつ憧れの社会人像に近づけた気がします。

03_今後の自分のキャリア

人事以外の知識を持つことで、どんな持ち場を任されても活躍できる人材に。

まずは人事に関する業務理解を深めること、そしてそれ以外の領域でも活躍できる人材になること。この二つが今の目標です。一つ目の業務理解に関しては、外部のセミナーや重工グループの研修に参加するようにしています。人事に関連する法律は法改正も多いですが、外部のセミナーでは、常に世の中の情勢を把握するようにしています。例えば私の業務で一例を挙げると法令に合わせて労働契約書を更新させています。また入社3年目で任せていただいた海外派遣の業務では、英語のメールを書くこともあるので重工グループの研修を利用してビジネスメールの作成方法を学びました。
また、当社にはジョブローテーション制度があるので、人事領域以外のフィールドを担当することも見据えて知識の幅を広げたいと考えています。製品やプロジェクトへの理解を深めることは、社員の業務理解につながるので、人事としてさらに親身なコミュニケーションが取れるようになると考えます。
今は、部署の垣根を越えた幅広い知識を身につけることで、どんな社員の方にも寄り添える人事担当者になることが私の目標です。