髙橋 将太

髙橋 将太
髙橋 将太

事業理解を深めるために法務から営業へ。
挑戦的なキャリアチェンジで広げた視野を強みに。

PROFILE

幅広く企業を調べる中で、法学の知識を活かせると考え、MHIECの法務の仕事を志望。入社後、法務業務に従事する中で、事業やプロジェクトに関する踏み込んだ知識を身につけたい思いが強まり、営業への異動を決意。海外事業部の営業グループに配属され、シンガポールにおけるプラント建設プロジェクトに携わる。現在は、海外O&Mサービスグループに所属し、シンガポールにおけるO&M(Operation & Management/運用・保守点検)事業開始に向けた準備やシンガポール渡航者に対するサポート業務を担当している。


01_現在の仕事について

広い視野を獲得するべく営業への異動を決意。営業として
MHIECの新規ビジネスの土台づくりに奔走する。

大学時代に法律を学んでいたことから、知識や経験が活かせる法務職を希望して入社しました。しかし、日々業務を行う中で、会社や事業に対する自分の知識不足を痛感。もっと広い視野を持って法務業務に取り組みたい思いが芽生え、プラント事業に密接に関われる営業への異動を決意しました。現在メインで担当しているのは、シンガポールにおけるO&M(Operation & Management/運用・保守点検)事業開始に向けた準備です。2019年に始まった『シンガポール新規プラント建設プロジェクト』は、昨年無事に完工し、プラントの引き渡しが行われました。しかし、MHIECの役割はそれで終わりではなく、建設したプラントを長期的に運用する事業を現地のグループ会社と共同で行っています。今後その事業を専門的に行うMHIECの完全子会社をシンガポールに設立してその事業運営の準備やサポートをすることが私の仕事。過去に法務職で培った法律などの専門知識も活かしながら、会社の経営管理に携わっています。ちなみに、この仕事はMHIEC において前例がなく、今後海外事業を展開していく上で、当社が新しいビジネスモデルとして推進しているものです。会社肝入りの事業であるため、取り扱う予算は高額で、事業運営にこぎつけるための必要な手続きも膨大。自分の働きが会社の未来に影響を与えるという責任の大きな仕事です。しかし、そんな社運をかけた事業の土台づくりから携われていることに、この上ないやりがいを感じています。


02_自分を成長させてくれたもの

配属直後に単身シンガポールへ。
2年かけて築いた現地スタッフとの信頼関係。

法務から海外事業部への配属後すぐに、シンガポール駐在で現地の建設サイトオフィスに勤務することが決まりました。2年間に及ぶ駐在生活は、私にとって非常に刺激的な経験となりました。そのオフィスで一緒に働くのは、言葉やカルチャーが異なる上に自分より年上のスタッフがほとんどでした。彼らを本社から来たマネージャーとして引っ張っていけるかとの不安を抱えながら仕事をしていました。そんな中、外国籍のスタッフにある仕事をお願いしたときに、「もうやめる!」と怒らせてしまいうまくいかなかったんです。そのときはそのスタッフがなぜ怒ってしまったのかわかりませんでした。後日話を聞くと、お願いした仕事はそのスタッフにとって不慣れな仕事だったにもかかわらず、私が丁寧な説明もなく仕事を任せてしまったのが原因でした。言葉やカルチャーの違いがあるとはいえ、日頃からコミュニケーションを取ってお互いのことを理解できていれば、このようなことは起こらなかったはず。最終的には理解してもらうことができましたが、現地スタッフとの信頼関係の構築の重要性を意識するきっかけとなった出来事でした。それからは業務連絡をする際も内容が伝わっているか丁寧に確認したり、趣味などプライベートな話も積極的にしたり、これまで以上にコミュニケーションを大事にしました。その結果を実感できたのが、私が駐在を終える際に現地スタッフが開いてくれた送別会。そのスタッフを含めてみんなで語り合い、心から笑い合う時間を過ごすことができました。そんな時間を駐在生活の最後に過ごすことができたのは、長い時間をかけてお互いの理解を深め合うことができたからこそ。この貴重な経験を踏まえて、今の職場でも丁寧なコミュニケーションを意識して相手を深く理解することを大切にし、チーム一体となってプロジェクトを進めていける存在になりたいと思います。


03_今後の自分のキャリア

プロジェクトの伴走役から発起人へ。
自分の価値向上のために歩み続ける。

私は「会社全体を見る広い視野を持った法務になりたい」という思いで、営業へ異動してきました。だから、シンガポールの新規プラント建設のようなビッグプロジェクトに参画できたことは、自分にとって大きな財産になったと思っています。この財産も活かしながら、プロジェクト完遂後も営業としてのフィールドを広げ続けていきたいと考えています。つまり、今まで経験したことのない、自社の技術や製品をお客様に案内していく営業への挑戦です。それを経験することが、今まで以上に深い製品理解や事業理解につながると思うので、今後チャンスがあれば積極的に挑戦したいと思います。ただ、その先のキャリアのことまでは、まだ明確には描けていないというのが正直なところ。法務に戻って、法律の知識だけでなく会社全体の状況も理解できる人材として価値を発揮していくのか。はたまた営業としてさらに多くのプロジェクトに携わる中で経験値を積み重ねていくのか。歩み続けた先に答えは見えてくると思うので、今は目の前のプロジェクトに真っすぐ向き合い続けていきたいと思います。

ONEDAY SCHEDULE
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OFF TIME

仕事以外の時間は1歳半になる娘の世話や家事がメインになっていますね。そう言うと自分の時間がないように思われるかもしれませんが、娘と触れ合う時間が何よりも癒やしになっています(笑)。たまの息抜きには本を読んだり、応援しているサッカーチームの試合を観戦したりしています。


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