ガバナンス
三菱重工サーマルシステムズは、誠実かつ公正な事業活動を遂行し、企業としての社会的責任を果たすため、実効性のあるコーポレート・ガバナンス体制を確立します。
グローバル行動基準
三菱重工サーマルシステムズは、「三菱重工グループ・グローバル行動基準」を行動規範としています。
三菱重工グループは、多様な経歴、国籍、文化を持つ数万人の人々からなるグローバル・カンパニーです。こうした多様性は我々の最大の財産の1つですが、それと同時に、当社は一つの共通の企業文化の下で事業を行っていく必要があります。この行動基準は、三菱重工グループの社員がどのように行動すべきかというグループ共通の規範を規定しています。
コンプライアンス
三菱重工サーマルシステムズは、コンプライアンスメッセージを制定するとともに三菱重工グループ共通の規範を規定した「三菱重工グループ グローバル行動基準」について、e-ラーニングによる教育や小冊子の配布などを通じて、当社グループ社員一人ひとりへの浸透を図っています。
また、当社および国内外グループ会社において、各種法令遵守に関するe-ラーニングや講習会を実施し、遵法意識の向上につなげています。
コンプライアンス推進体制
品質
製造業として「製品安全と品質」が最優先であることは言うまでもありません。多岐にわたる製品を世界中に提供している三菱重工グループは、「三菱重工グループグローバル行動基準」の中で「製品とサービスの安全と品質」について、関連法令、社内基準、顧客仕様を遵守し、製品安全の確保に努めること、安全・品質に関する問題が見つかった場合、迅速かつ適切な対応をすることを掲げています。特性が大きく異なる当社グループ事業・製品において、ISO9001(注)などの公的規格をベースに顧客・市場ニーズに応じたQMS(Quality Management System:品質マネジメントシステム)を事業または製品単位で個々に構築しており、第三者認証も個別に取得しています。
また、製品安全と品質に関する啓発の取り組みとして、過去に起きた事故をもとにした「事故展示資料室」の設置をはじめ、製品事故防止のための「安全と品質」教育を実施しています。
- 航空宇宙製品に特化したJISQ9100等の品質マネジメントシステムを含む
「設計業務管理要領」に基づく安全性設計と検証、顧客の安全を最優先としたリスクマネジメントの実施
三菱重工サーマルシステムズでは、1994 年に ISO9001 認証を取得し、品質マネジメントシステムに基づいた品質方針のもと、製品の設計・開発においては、「設計業務管理要領」を制定し、エアコン製品の安全確保に努めています。製品開発時には、この標準で規定する品質チェックシートなどを用いて、開発から使用、廃棄に至る製品のライフサイクルのすべての段階において火災や爆発、有害物質などによって製品が人や財産に危害を及ぼすことがないことはもとより製品安全に関わるあらゆる検証を行っています。
万が一、市場にて重大製品事故が発生した場合には、直ちにお客さまの安全を確保するための措置をとり、速やかに事実確認と原因分析、究明を行い、是正処置を実施し、あわせて関係官庁への報告とユーザや市場への情報開示を行います。
上述の製品安全方針に基づき、2018 年 1 月には、ビーバーエアコンのご愛用のお客さまへ無償点検・改修のお願いをさせていただきました。この教訓を海外含めた社内に展開し、再発防止と製品安全を第一とする風土の醸成に努めます。
品質方針
「お客様に満足される冷熱商品を提供する」 そのために
- お客様に満足される商品を開発する。
- お客様に満足される商品を作るため、決めた手順を守って仕事を行う。
(備 考)
お客様に満足される商品とは「お客様がその商品の性能、機能及び信頼性に満足し、安心して使用できる商品」のこと。
品質管理体制
環境マネジメント体制
三菱重工サーマルシステムズは三菱重工グループの環境活動の基礎となる「環境基本方針」および「行動指針」に従い、サプライヤーを含むその他のステークホルダーとの対話を通じて環境への取り組みを推進しています。業務を遂行するにあたっては、企業が社会の一員であることを自覚し、事業活動の全ての領域で、環境への負荷の低減に努め、持続的発展が可能な社会の構築に貢献していきます。