主要技術
1.微細な冷却穴を高速加工する技術
微細な冷却穴を高速加工する技術として、高速でレーザを走査することが可能なプリズムローテータを用いた高速高品質レーザ穴あけ技術を開発。
2.TBC/ニッケル基超合金の異材穴あけ技術
非熱加工でTBC割れ抑制可能な短パルスレーザと高速加工が可能なファイバレーザとの2段階加工による一貫加工技術を確立。
3.異材・自由形状穴の高速・高品質レーザ加工技術
TBC/ニッケル基超合金の異材・自由穴形状をレーザ加工する要素技術を開発。
開発事例
1.燃焼器の冷却穴あけ
エンジンの燃焼器部品(ニッケル基超合金)は、ガス冷却用に多数の微細穴(φ1mm程度)加工が必要である。プリズムローテータを用いた高速高品質レーザ穴あけ技術を開発し、一穴あたりの加工時間を従来に比べて約1/10に短縮。
2.燃焼器パネルの冷却穴あけ
燃焼器パネルは、TBC/ニッケル基超合金が用いられる。プリズムローテータを用いたレーザ加工は高速走査により入熱が低減され、割れやすいTBCを含むTBC/ニッケル基超合金の⼀貫穴あけ加工技術を開発。
3.シェイプト穴加工技術の開発
エンジン高性能化に伴い、冷却性能が高いシェイプト穴(丸穴と矩形穴とを組合わせ構造)の採用が望まれている。高速・高品質加工技術確⽴のため、短パルスレーザを用いたTBC/ニッケル基超合金の自由穴形状レーザ加工技術を開発中。
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ものづくりの価値の他の技術