HTMS/交通管制

より安全な交通
HTMS(Highway Traffic Management System:高速道路交通管理システム)は、道路の安全の確保と渋滞の緩和を目的としたシステムです。リアルタイムでの交通状況や天候情報などの情報をドライバーや道路管理者に提供することで、高速道路での安全な旅をサポートしていきます。当社のHTMSは地域によって異なるニーズにお応えするために、それぞれのお客様のご要望に寄り添った最適なシステムを提供していきます。

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HTMSの特徴

交通管理システムと路側機器との連携による道路管理

高速道路の路側機器から収集した情報をセンターシステムで集中管理し、適宜ドライバーや道路管理者に情報発信することで、安全性確保と渋滞緩和に寄与しています。

渋滞や事故などの緊急時の管理対応

リアルタイムで情報が発信されるため、二重事故などを未然に防ぎます。

情報の分析

路側機やオペレーターから収集した道路情報は、センターシステムで分析され、高速道路にある VMS(Variable Message Sign:道路情報掲示板)を通じてドライバーや道路管理者にリアルタイムに伝えられます。

代表的な路側機

CCTV(Closed-Circuit-Television)監視、VMS、車両検知、事故検知、気象監視、ワイヤレス無線、電話などのシステムが含まれます。

VMSガントリー(スリランカ)

納入事例

交通管制センター(スリランカ)
Traffic Counter(スリランカ)

当社は2015年、近年高速道路の建設が目覚ましいスリランカにHTMSを納入しました。HTMSが設置されたのは、スリランカ最大の都市コロンボと南部の都市マータラを結ぶ南部高速道路の約120キロメートルにわたる区間で、日本政府(独立行政法人国際協力機構:JICA)の無償資金協力により行われました。当案件は、当社による設計・調達・据付から調整・トレーニングまでを含むパッケージ契約で、フルカラーのVSMや車両検知カメラ、気象検知器などの路側機器、データ処理や運用状況モニターを行うセンターシステムなど、同国の高速道路に設置される初めての本格的な交通管制システムとなりました。

三菱重工グループの実績