RUC/渋滞課金
RUC/渋滞課金
より快適な課金方法
渋滞はただ煩わしいだけでなく、重大な経済的損失をもたらします。RUC(Road User Charging:渋滞課金)の仕組みを使えば、クルマの通行量の偏りをならし、道路ネットワークを最大活用することが可能です。当社は、シンガポールでの都市流入量を制限するERP(Electronic Road Pricing)システムと呼ばれる電子道路課金システムの納入をはじめ、ERPシステムを応用した駐車料金決済を自動で行うEPS(Electronic Parking System)や、衛星測位技術を用いたERPシステムなど、様々なRUCの仕組みづくりを手がけています。
この製品の取り扱い会社:
ERPシステム
- 車載器と門型課金ポイント(ガントリー)
- 渋滞が発生しやすい都市部を囲むようにガントリーを設置することで、都市部に流入する車両に対し課金を行います。
- MLFF方式
- 車両を減速させることなく、複数車線の複数車両に対して課金を行うマルチレーン・フリーフロー(MLFF)方式が採用されており、渋滞緩和に寄与しています。
- 柔軟な課金システム
- 課金額は車種・場所・曜日・時間帯等により柔軟な対応が可能となっており、効果的に交通量を抑制することが可能です。ERPの導入で渋滞時の車両数が最大20%削減となっています。
- 不正取締
- 不正通行車に対してはガントリー上部のカメラでナンバープレートを撮影して利用者を特定し、後日罰金を科すことで不正交通の取締りと制御をはかっています。
ERPの技術を応用したEPS
- 共通性
- ERPで使用するOBUを駐車場決済にも使用しています。
- 利便性
- 路側アンテナとOBUが通信して自動課金が行われるため、窓を開けての決済が不要です。支払いの時間短縮につながり、出入り口付近での渋滞が緩和されます。
GNSS課金システム
- 衛星測位技術
- これまでのガントリーと車載器の通信による課金から、測位衛星と車載器との通信の課金となります。
- より良い景観
- 測位衛星を活用するため、ガントリーなどの構造物が不要になり、街の景観がよくなります。
- 課金ポイントの柔軟な変更
- ガントリーの設置が不要となり、課金ポイントが固定されないため、ビッグデータなどを利用して最適な位置に課金ポイントを柔軟に変更することが可能です。
- 新たなサービス
- 渋滞情報の配信など、課金以外のサービスも可能です。