スマートコミュニティ/電気自動車運行管理システム
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スペイン マラガ ZEM2ALLプロジェクト
プロジェクトの概要
ZEM2ALL(The Zero Emission Mobility to All:全ての人へ排出ゼロの移動を)プロジェクトは、スペインのマラガ市(アンダルシア州)で、当社を含む日本企業3社が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受けてスタートしました。EV、急速充電設備、およびEV管理センターを中心とする実証システムで、デマンドレスポンス(注)の検証を行いました。
当社は、ITSでの豊富な実績をもとに、日本側のプロジェクトの統括、EVデータの管理、車載システムや蓄電池付き急速充電器の提供などを行いました。
5年に及ぶ実証で得たEV充電行動の把握・予想・制御の検証結果や、充電器の最適な設置場所等を、今後のスマートコミュニティ構築に貢献していきます。
- 電気の需要が多いときには電気自動車の充電を控え、需要が少ないときの充電を促すことで、電力の需給バランスを保つこと
UAE マスダール・シティ
プロジェクトの概要
当プロジェクトは、マスダール・シティの既存交通インフラに、EVや急速充電拠点、高度なコミュニケーションインフラを加えてより信頼性の高い公共輸送システムを提供することを目的に、EV、EV管理システム、急速充電拠点を導入し行われました。
EV管理システムはEVに搭載される車載器などの機器システムを通じて位置情報や走行距離をリアルタイムに電気自動車管理センターに集約し、ユーザに対し、充電するタイミングや場所、最寄の充電拠点へのルートなど、様々な情報が提供できるシステムです。
実証地は、化石燃料などを原則使わない環境配慮都市として建設が進む「マスダール・シティ」で、IRENA(国際再生可能エネルギー機関)の本部が設置されていることで知られており、実証が終わった今も、マスダール・シティでは、EVがシティ内の移動や、アブダビ国際空港や近隣の都市との行き来に活用されています。
京都 けいはんな
プロジェクトの概要
けいはんな学研都市(京都府)における「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」では、当社を含む日本の企業3社によってデマンドレスポンスの検証が行われました。
交通部門においては、需要目標値にしたがってEVユーザに対して充電タイミングの変更、もしくは充電抑制の要請を行います。具体的には、急速充電器からEVへの充電出力を高・中・低の三段階から選ぶ形になっており、需給逼迫時にEVユーザに対して充電出力を低く抑えるよう要請することによってピークカットを行いました。
また、急速充電器・普通充電器を含めて充電データの収集・評価を行い、最適な充電インフラ整備のための知見を得ています。