疲労振動試験装置
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様々な疲労振動試験ニーズに対応
三菱重工が創る疲労振動試験装置ハイドラクト。多様化、複雑化する建築・土木構造物の耐震性試験、その他様々な分野の疲労・振動などの試験をするための装置です。
地震が構造物に与える震動を忠実に再現する耐震振動台をはじめとして、この分野で培ってきた油圧技術を基に、自動車の衝突時の衝撃を再現するGシミュレータ、免震ゴムの試験をする大型2軸試験装置など、様々な分野での疲労・振動試験のニーズに応える試験装置を製作しています。
また、製作メーカであると同時にこうした試験装置のユーザでもある三菱重工機械システムは、ユーザーとしての経験を製作に活かしユーザーの立場に立った使いやすい装置の設計・製作・メンテナンスまで一貫して行っています。
耐震振動台
1923年関東地震M7.9、1995年兵庫県南部地震M7.2-----------------。
電子計算機の進歩は、複雑で高度な構造物の耐震設計を可能にしていますが、さらに高い信頼性を得るには、巨大地震を忠実に再現し、検証することが最良の方法です。
三菱重工機械システムでは、独自の制御技術と高度な油圧技術を駆使し、世界で初めて水平2方向、垂直1方向を同時に振動させることが可能な「3次元6自由度大型振台」を開発、建築・土木・機械・電力など様々な分野の研究ニーズに応えてきました。
また、こうした長年の経験と実績を元に、世界最大の振動台「実大三次元震動破壊実験施設」を製作・納入しました。
遠心載荷試験装置
三菱遠心試験装置は、遠心加速度で供試体に大きな重力を掛け、それに振動を加えることで地震時の挙動を実験的に模擬し応力や変位を測定する装置です。大きなダムやトンネル、高層ビルなどに生じる応力や変位などを縮小モデルで模型実験することができます。
試験装置には、回転するパケットとアームと振動台が取り付けられています。パケットに縮小モデルの模型を取り付けます。パケットは、アームの両端にあり、2つの供試体を同時に試験することができます。
大型2軸試験機
ビルや橋梁の基礎には地震に備えるために免振ゴムが採用されていますが、この免振ゴムが圧縮・せん断力を受けた際の特性を試験するために開発されたのが三菱重工機械システムの大型2軸試験機です。
大型2軸試験機は、建築用と橋梁用の両方の免振ゴム特性試験を行うことができます。 免振ゴムに圧縮または引っ張りの一定の鉛直力を作用させた状態で、押し引きの水平力を作用させることで、荷重データと変位データを得ることができ、これを基にρ-δ曲線を作図します。また、計測データから等価剛性や等価減衰定数を算出することもできます。