風洞設備
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この製品の取り扱い会社:
遷音速風洞
ジェット旅客機等の気流性能を確認するためには、マッハ数0.8~1.4程度の領域での空力性能の試験が必要不可欠となります。本装置は、マッハ数0.8~1.4程度の領域での飛行特性を試験するための設備で、当社では、その試験目的に応じ各種のマッハ数を実現する風洞を製作しています。
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仕様
表は横にスライドしてご覧いただけます。
形式 | 吹下し型 |
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測定部寸法 | 600×600mm |
マッハ数範囲 | 0.8~1.4 |
計測時間 | 約20秒 |
極超音速風洞
世界最高のマッハ数分布±0.4以下を達成。
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仕様
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形式 | 吹出真空吸込間欠式 |
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測定部寸法 | φ1,270mm |
マッハ数範囲 | 10 |
計測時間 | 30秒以上 |
燃焼風洞装置
空気吸込み式エンジンの試験用設備。高度、マッハ数を連続可変。
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仕様
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試験形態 | 直結方式/セミフリージェット方式 |
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模擬マッハ数 | 0~4 |
模擬高度 | 0~80kft |
全圧 | 0.07~3.7MPa |
全温 | 250~930K |
超音速風洞
ロケット等高速飛翔体の空力試験設備です。
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仕様
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形式 | 吹下し型 |
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測定部寸法 | 600×600mm |
マッハ数範囲 | 1.5~4.0(可変) |
計測時間 | 30秒以上 |
極超音速高エンタルピー風洞
ロケット等高速飛翔体の空力試験設備です。
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極超音速風洞
仕様
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形式 | 吹出真空吸込間欠式 |
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測定部寸法 | φ200mm |
ノズルマッハ数 | 7、8、9(交換式) |
高温衝撃風洞 | 30秒以上 |
超音速燃焼風洞
仕様
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形式 | 吹下し式 |
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最大流量 | 2,000Nm3/h |
空気温度 | 最大1,500°C |
計測時間 | 100秒以上 |
アーク加熱風洞
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仕様
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形式 | 噴流式 |
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ノズル出口径 | φ180mm |
マッハ数 | 12 |
全温 | 7,000K |
全圧 | 最大1.0MPa |
試験時間 | 30分 |
高温衝撃風洞
宇宙往還機模型の空力加熱試験を行なう世界最大規模の高温衝撃風洞です。
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仕様
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形式 | フリーピストン型 |
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全圧 | 150MPa |
最大エンタルピ | 25MJ/kg |
最大全温 | 10,500K |
試験時間 | 2.0mm sec |
高レイノルズ数風洞/静粛ノズル
現状の遷音速風洞・超音速風洞では、実機とレイノルズ数や乱れ度が異なるため、風洞試験結果と実機試験結果の間で、乱流遷移点や剥離点が異なる等の問題が生じてしまいます。
これらの問題を解決するために、三菱重工グループでは、気流を低温化し、計測胴内部のレイノルズ数をより実機に近づける高レイノルズ数風洞や、より乱れ度の小さい気流を生成させるための超音速静粛ノズルの研究・開発を実施しています。
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高速風洞:プラズマ風洞
本装置は、大気圏再突入時における空力加熱および高マッハ数状態を再現するために、プラズマを使用した風洞試験装置です。
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高速風洞:ラムジェットエンジン試験設備
本設備は、ラムジェットエンジンの研究開発を行うため、地上において、 実際に飛しょうしている環境(飛行高度・マッハ数)を模擬するための設備です。
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低速風洞:環境風洞
環境風洞は、実車におけるエアコン試験のために、実走行時の温度・湿度のコントロールはもとより、日射、降雨、降雪、その他あらゆる気象条件を再現する風洞装置です。
三菱重工グループでは、自動車用エアコン試験やエンジン冷却等の試験には欠かせない設備である環境風洞とともに独自の日射駆動装置等、さまざまなオプション設備にも実績があります。
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仕様
形式 | 縦型回流式 |
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吹口寸法 | 2.2mx1.7m |
最高風速 | 120km/h |
温度範囲 | -25~50°C |
湿度範囲 | 30~80パーセントRH |
低速風洞:各種研究用風洞
風を試験室で再現し、各種研究に役立てるのが、風洞設備です。当社は、昭和29年に1号機を製作納入して以来、時代の要求に応えてあらゆるタイプの風洞を製作し、各研究・開発分野でご好評をいただいております。
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- 公害対策に
- 自動車の排気ガス、工場排煙、光化学スモッグなど、大気汚染の問題は、解決に急を要します。大型風洞内での模型実験によって、公害現象を再現し、発生原因を解明可能です。
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- 高層建築、橋梁の設計に
- 今日ではあたりまえとなった、建築物の高層化、橋梁の大型化に対応し、安全で経済的な構造物を設計するためには、風洞実験は欠かせません。
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- 航空機・船舶の開発に
- 航空機の設計において、風洞実験は不可欠であり、より高性能、より経済的な設計に貢献するものとなっています。このほか、船舶の新船形開発にも利用されます。